先週7月25日に2台のムービーカメラを使ってパラグライダーで空撮した動画から「3D」ムービーを作成。YouTubeで公開した。
HD非対応 http://www.youtube.com/watch?v=5t744ppRUt4
HD表示 http://www.youtube.com/watch?v=5t744ppRUt4&hd=1
これはその編集後記として書き留めた。
まだあまり知られていないが・・・かくいう私もつい2週間前まで知らなかったが(笑)、YouTubeは昨年から3D処理の試験運用を始めている。
これを使うには、動画アップの際に、タグを1つ、2つ追加しておくだけなのだが、アップした動画は3D動画として処理され、動画の下には「3D」ボタンが表示されるようになる。ボタンにマウスが乗せれば、視聴者はさまざまな表示方法から自分にあったものを選べるという仕組みだ。
製作側は動画を「平行法」で作成してアップすればよく、あとの表示方法の処理はすべてYouTube側で行ってくれる。
ちなみに記事執筆日現在、表示方法はこれだけあるが、ローインターリーブについてはαテスト版となっている。
- 3Dメガネ(赤/シアン):フルカラー
- 3Dメガネ(赤/シアン):Optimized (Dubois)
- 3Dメガネ(赤/シアン):Black&White
- 3Dメガネ(アンバー/青):フルカラー
- 3Dメガネ(アンバー/青):Black&White
- 3Dメガネ(緑/マゼンタ):フルカラー
- 3Dメガネ(緑/マゼンタ):Black&White
- 平行法
- 交差法
- ミラー・スプリット
- ローインターリーブ1(αテスト中)
- ローインターリーブ2(αテスト中)
- 左目側の画像のみ
- 右目側の画像のみ
ちなみに3Dメガネ(赤/シアン)で表示させた場合はこのようになる。(画像は静止画なので動きません)
専用メガネがなくても、「マジカル・アイ」などの「目の良くなる本」をちゃんと立体視できる方なら、平行法か交差法を選べば裸眼のままでも3D動画としてみれるので試してほしい。 私は、平行法はだめだが、交差法なら得意だ。だから特に専用メガネもなしで動画も立体視できた。
さて、動画撮影については、3D専用のデジカメやムービーカメラを使わず、ヘルメットに左右2つのカメラを固定して撮影した。
1台のカメラで撮影した動画でも、擬似的に3D化する方法もあるが、やはり基本は2台撮り。カメラのレンズの間隔がちょうど左右の目の感覚になるよう調整して、アルミ板を切り出し、固定用の部材を製作した。
カメラは三脚ねじで固定しているが、万一の落下防止対策もしておく必要があるだろう。